我が家の17歳になる飼い猫が目に見えて弱ってきて、もうあまり長くはなさそうだ。
ずっと元気で20歳くらいまで行くんじゃないかと思ったけど、急に弱ってきてしまった。
とは言えご飯はたくさん食べているし、よく鳴いているし、家の中をうろついていて、果たしてどれくらいの長さなのかはよく分からない。
ただ、どんどん痩せてきてヨロヨロとしている。
そんな状況なので佐野洋子さんの「神も仏もありませぬ」というエッセイ集に収められている「フツーに死ぬ」を読み返した。飼い猫が死んだ時の話だ。
眠っている猫を見ながら、彼らが「死ぬ」ということをわかっているのかどうか不思議に思った。
稲がだいぶ伸びてきて、そろそろ蛍も出てくるだろうか。