先日見かけた紫陽花の色に見入ってしまい、こんなに凄い力のある色だっただろうかと思っていたら、どうやら今年は雨が多いためか紫陽花が例年より綺麗に咲いているらしい。
去年も書いたような気がするけど、津田清子さんの
紫陽花剪るなお美(は)しきものあらば剪る
という句が好きなのだが、今年の人を惑わせるよな色の紫陽花を見てさらによく理解できた気がする。
この句は俳句を始めたばかりの頃に知って以来好きな句だが、どんどん凄さが解ってきた。
「剪る」を二回繰り返してリズムよく詠めるので、はさみで紫陽花を剪る感覚がよく伝わる。
5・7・5(この句は6・7・5だけど)をこんなふうに広く使えるようになりたい。