今日から夏の季語をタイトルに。
ラジオで東京競馬のレースが雹(ひょう)のため中止になったと聞く。
氷雨(ひさめ)とは雹の古名で歳時記で知った。
歳時記を見ると五月は夏の季語だが、青森ではまだ春と言った方がしっくりくる気候である。
以前NHK俳句で聞いたが、季語は実際の季節感より早めに設定されているものがあるようで、北国にいるとなおさら早く感じるのだろう。先取りすること、「走りもの」が粋ということなんですね、みたいな事を言っていて、府に落ちてはいないのだが、そういう事らしい。
歳時記は、今は学生時代に使っているような辞書くらいの厚さのものを使っているが、最初に買ったのは携帯用の小さく薄いもので、久しぶりに見ていると「紫陽花」の例句に津田清子さんの
紫陽花剪(き)るなお美(は)しきものあらば剪る
が、このように振り仮名付きで載っていた。
この句は私が俳句を始めたばかりの頃に買ったNHK俳句のテキストに載っていて、それ以来ずっと好きな句なのだが、「美しき」を「うつくしき」と読み、自由律の句なのだろうかと思っていた。
上句が字余りなだけだったのか。