今日は久しぶりの休みで、国際芸術センター青森に塚本悦雄さんの展示を見に行く。
りんごの受粉に欠かせない存在のマメコバチがテーマの作品が多く、立体作品もあったが、特にりんご農家の作業風景の絵が素晴らしかった。りんごの花の季節には私たちの周りでもマメコバチが飛び回っていて、蜂とともに仕事をしているようで楽しいのだが、写真を撮ってみてもその雰囲気はうまく伝えることができない。作業風景全体を写すと蜂の姿は小さすぎて見えないし、飛び回っている蜂をアップで捉えるのは至難の技で、そんな写真は撮れそうもない。
塚本さんの絵は農家の作業中の風景の中に、あえてマメコバチを大きく、細部まで細かく描いている。私が写真にはできなかった、実際に見て感じているものが描かれていて感動した。
りんご栽培におけるマメコバチの大切さや、人とマメコバチの関係性がよく表されていた。
黒石から青森まで、酸ヶ湯経由で向かい、念願の田代平湿原へ寄った。
狙い通りワタスゲが最盛期だった。
銀色の丘のジャケット写真はこのあたりか。