今日で38歳になった。
いつも誕生日には仕事場で、平川市にあるももさわ菓子舗のプリンアラモードかバナナボートを用意してくれる。
ももさわ菓子舗は未だに値段が300円未満のケーキがあり、味も気取りがなくてホッとする、昔ながらの町の菓子店である。
今調べて知ったが、しっかりしたホームページを持っていた。
仕事中、NHKのラジオで文化講演会という番組を聴く。私の好きな歌人の永田和宏さんが上皇・上皇后さまの短歌を紹介するもので、興味深かった。
特に、永田和宏さんも素晴らしいとおっしゃっていたが美智子さまの
いまはとて島果ての崖踏みけりしをみなの足裏(あうら)思へばかなし
という御歌が強く印象に残った。
サイパン慰霊の際の歌で、自ら崖下へと身を投じた女性たちに思いを馳せられたものだが、その最後の一歩を踏み切る足の裏を詠むことで、悲しみや苦しみが読者に迫ってくる。短歌として秀逸であることよりも、そこに思い至ることが素晴らしい。
毎月10日と25日はNHK俳句の投句締め切りで、二句提出した。
題は「夕立」と「相撲」。相撲はもう秋の季語。