袋掛

曇り時々雨。 ずっとまとまった雨が降っていないので、もっと降って欲しいところ。 現代でも雨乞いしたいほど。   金星というりんごがあって、この品種には二回袋をかける。 先日1度目の小さな袋をかけた。 袋掛けは病虫害、鳥害、風害などから守り、外観の良い果実を作る日本独自の技術とのこと。特に赤いりんごでは鮮やかな紅色をつけることが出来る。ただ、本来は果実自体も日光を浴びた方が良いので、味はいくらか落ちる。 一つの袋をかけるのにかかる時間は数秒程度だが、その間は梯子の上でバランスを取り静止するため、なかなか疲れる作業で、 「朝の日を包んでやりぬ袋掛」  陽 美保子 こんな穏やかな気持ちで袋をかけた事はなかった。   作業中や移動中、あちこちでアカシアの花が咲いている。 たまに風に乗って花の香りがする。 アカシアは世界中に多くの種類が分布していて、日本で言うアカシアは針槐(はりえんじゅ)というもので、別名をニセアカシアという。アカシアの蜂蜜はこのニセアカシアからのもので、花自体も天ぷらなどにして食用にもされるそう。  

行々子

しばらく疲れて、無理やり24時間に収めるように暮らす。 昨日やっとよく眠れて、少しさっぱりする。   タイトルの行々子(ぎょうぎょうし)は、葭切(よしきり)という鳥の別名である。 「ギョギョシ、ギョギョシ」と鳴くことからこの名前が付いたそうだが、この鳥の鳴き声はとても多彩で、聞いていて面白い。 畑にいると複数の葭切の声が重なったり、呼応していたりして、時々笑ってしまいそうになる。 文字にはとても起こせないが、とにかく鳴きまくっているのだ。 ちなみに津軽弁では「ちょちょじ」と言い、おしゃべりな人のことを指して使うこともある。それくらいよく鳴いている。   鳴き声のせいで、滑稽な印象のある鳥だが、調べてみると葭切はカッコウに托卵される鳥だそうだ。 そういえば少し前からカッコウの声が聞こえるようになった。       今日はホーリータウンラジオの放送日。RADIOのページに選曲をアップしました。 来週、6月6日の放送は久しぶりに私一人での放送です。 科学者と音楽というテーマで選曲しました。 どうぞよろしく。

ホーリータウンラジオ

RADIO更新しています。 毎週木曜日にFMアップルウェーブで21:00から放送中のホーリータウンラジオでの選曲リストを載せています。   最近はあまり出演していませんが、私が編集をやったり、仕上げをしたりするので毎週分聴いています。 一人の時よりとても面白い番組になったと思います。他の3人のメンバーの音楽の知識はかなりのもので、とても小さな町のコミュニティラジオの番組とは思えません。    

夏帽子

夏日。   今日はNHKラジオの聞き逃しサービスで面白い話を聞いた。 皆さんも覚えがあると思うが、楽しい時間はあっという間で、つまらない時間は長く感じる不思議についての仮説だった。   私が聞いて理解したのは、時計を使って測る物理的な時間と、人が感じる感覚的な時間の流れが一致するかしないか、ということであるようだ。 まず、時間(を含め物事)はエントロピー(乱雑さの度合い)が高い方へと進むので、もし局地的にエントロピーが減少した場合、周囲のエントロピーは必ず増加していることになる。 人は複数のシステムで時間を認識し、記憶・記録が増える方向にも時間の流れを感じているが、記憶、記録が増えると、そこにパターンが生まれて整然としてくる。つまりエントロピーが低い状態となっていく。 つまり物理的な時間がエントロピーの高い方へ流れるのと反対に、脳はエントロピーが低い状態へ時間の流れを感じることになる。 面白い授業、面白くない授業に置き換えるとわかりやすいが、楽しい時間というのはおそらく脳内のエントロピーが低い状態であり、局地的なエントロピーの減少が起きている。その際には脳の外側のエントロピーは増加していなければならない。 ということはこの時、エントロピーが低くなる方に人が感じる感覚的な時間と、エントロピーが高くなる方に感じる物理的な時間の流れが一致して、時間が速く進む様に感じられる。 逆に楽しくない時間は一致せず、長く感じてしまうのではいか。 これが不思議の正体ではないかということである。 興味のある方はまだ聴けるので是非。   帰宅後は句会の為の俳句をいくつか作った。 今回の兼題は「夏帽子」。

薄衣

今日は暑く、夏の装い。   昨日はトミー・ゲレロのライブ。 お寺に300人ほどの人が集まり、床が抜けないか心配だった。 仙台でのライブよりはるかに多い集客だそうで、街の規模はそんなに関係ないのかもしれない。 トミー・ゲレロの大ファンの友人は大はしゃぎで踊りまくっていた。   主催の方の長年の思いがこもった企画で、それをたくさんのスタッフが支えていて、ライブも素晴らしく、皆楽しそうにしていた。 本当に素晴らしいライブだった。    

走り茶

今日も暑い。 仕事は相変わらず花摘み。受粉が済んで結実してくるとつるが硬くなって取れにくくなる。   飛行機雲が多く出ていた。上空は冷えているので、排気ガスの水分が凍って雲状になるのはわかるが、なぜ出来る日と出来ない日があるのかよくわからない。   新茶を頂き、毎日飲んでいる。 新茶は「走り茶」とも言う。 柔らかな茶葉なので粉茶のように細かくなっていて水色(すいしょく)が濃く出るが、味は瑞々しく見た目ほど濃くない。   SNSをやめて一月ほど経った。 本当にやめて良かった。 すぐ影響されてしまう私のような人間には心底向いていないと思う。 やっていない方が毎日楽しい。      

氷菓

昨日も天気良く、今年初めて畑でアイスを食べました。 作業は世界一という大きなりんごの花摘み。 世界一は花も大きく、ふじの倍以上。     毎週木曜日にアップルウェーブで放送しているホーリータウンラジオも16日で7回目。 最近は他のメンバーが頑張ってくれていて、あまり出演せず、編集などで参加しています。 10年ほど一人でだらだらとラジオをやってきましたが、みんな僕よりよほど話も上手で面白いラジオになってきました。 目論見通り選曲の幅も広がり、聴いていて発見があるラジオです。 このホームページのメニューにRADIOとありますが、そこに放送済みの回の選曲リストを載せています。 ぜひお便りもお寄せください。

青蛙

五月ももう半ば。 夜になると田んぼから蛙の声が聞こえてくる。   りんごはもう、少し膨らみ始めている。今年初めて聞いたが身になり始めたこの様子を「りんごさたましっこ(魂)入ったら」と言っていた。     前にも書いたかもしれないが、youtubeで様々な講演会などを聞きながら仕事をしている。 天文学、生物学、哲学、宗教など分野は様々だが、共通して感じるのは自己の曖昧さである。 我々の身体は星によって作られた物質で出来ている。 自分の体というが、我々の体内にはおびただしい数の菌類などの生命があり、一つの生態系といってもいい。 食べたものを体に取り込み、我々の体を成すものは常に入れ替わっている。 などなど。 昔から色々考える方ではあったので、汚い話だが、小便をすればいつか海に流れ、蒸発して雲になり、雨になり、誰かがまたそれを飲み、また排泄し、今度は高い山の雪になり、氷河になり・・・、ということもよく考えていた。 水だけでなく、私たちの身体も同じようなもので、様々に姿を変え、巡り巡っていると言える。 となると、他人と私は何が違うのか、人間と他の生物は何が違うのか、その辺の土と何が違うのか。 などと偉そうに考えるのだが、今日の帰り道、鳥の糞が降って来て私に直撃した。 いつかの私の姿であると言っても良いうその糞が、やはりとても不快であった。

植田

最近、じわじわと疲れたのか早く眠ってしまう。   田に水が張られたと思ったら、もう田植えがされているところもあった。 昨日今日は風もさほど強くなく、田の水面は綺麗に空を映していた。   仕事中、畑の傍の雑木林を見るともうずいぶん緑が生い茂って行きている。 夏山を「山滴る」というがなるほどと思う。これは漢詩が元になったものではあるが、 季語を知ると、過去の人たちの目を借りて季節の移りを見ている気になることがある。     夜は黒石にあるネパール料理の店に行き、カレーを食べる。 店員に長身で穏やかな顔つきのネパール人の男性がいるのだが、食べ終えた後にスーパーで買い物をしていると彼も買い物に来ていた。向こうも私に気づいて笑っていた。初めて話をしたが、体の芯まで優しげな印象だった。  

新緑

晴れ、時おり暑さを感じる。 りんごの花は少しずつ散り始め、新緑が鮮やか。   帰宅すると陸奥新報社より観桜俳句大会の結果が届いており、佳作に一句選ばれていた。 商魂の熱に揺らるる桜かな この句は失敗したなと思っていた句なので選んでいただき驚いている。 「商魂」は「商い」としておけばよかったなと思う。 提出したもう一句の方が好きだったが選ばれなかった。 鳥雲に慕情の先に光差す   500名以上の方が参加した句会。 多くの人が日々の暮らしの中で色んなことを感じ、発見したりして作品にしているのだと実感して嬉しくなる。 俳句の良いところ沢山あるが、歩きながらでも農作業をしながらでも考えることが出来る事や、季節に敏感でいられる事が特に気に入っている。